2023年3月に大人気の「N.ポリッシュオイル」から新しい香りの新商品が発売になりました!
N.ポリッシュオイルとしては今回で3作目となる商品です。
今回はいったいどのような仕上がりになっているのでしょうか?本記事で解説します!
待っていたのは“意外”なローズ
使用感はこれまでのエヌドットオイルとほぼ変わらず、新香料としてラインナップが増えたのがこちら。
N. ポリッシュオイル UR(アーバンローズ)
N. ポリッシュオイルの新香料。シダーウッドやパチョリなど木々の清々しい香りをメインにローズやゼラニウム、カモミールの上品な香りがふんわりと広がるウッディフローラル調の香り。
新香料として採用されたのは「アーバンローズ」
待っていたのは“意外”なローズ
まずこのキャッチフレーズを目にした時、皆さんが思い浮かべたのはどちらですか?
- ローズ系の香りで新商品を発売した事が「意外」なのか?
- 数あるローズの種類から「意外」なローズの香りを選んだのか?
恐らくどちらも意味も含んでいるキャッチフレーズだと思われます。
ここからはそんな“2つの意味”について考察していきます。
今あえてローズ系の香りで新商品を出す意味
2023年に“あえて”ローズ系の香りを採用した背景にはどのような想いや戦略があるのでしょうか?
それらを探るためにもまずはヘアオイルの香りがここ数年どのようなトレンドだったか思い返してみます。
直近のトレンド
昨年、一昨年と美容室界隈で最も注目されたヘアオイルは「track OIL」で異論はないでしょう。
中でも“金木犀”の香りで有名な「NO.3」のヘアオイルはトラックオイルの代名詞と言えます。
つまり「金木犀」の香りのヘアオイルがトレンド!
金木犀がどのような香りかは関係なくトレンドだから選ぶといった風潮があったのも事実です。
ナプラ社(N.のメーカー)も昨年発売したミーファ(UVスプレー)に「オスマンサス(金木犀)」の香りを採用したりと、明らかに影響を受けている感じが否めませんでした。
ちなみに金木犀の香りは以下のように説明されることが多いです。
甘く、フルーティーで、またスパイシーであると形容されることがあります。また、ハチミツのような甘い香りとともに、微かにシトラスの香りが混ざっていることもあります
柑橘系トレンドの時代
金木犀の前にトレンドだったのが「柑橘系の香り」です。2016年位からしばらく続いたトレンドです。
きっかけはこのオイル。
N.ポリッシュオイル
天然由来成分のみで作られたマルチユースタイプのオイル。
スタイリングの仕上げに毛先になじませると、ツヤ感とウェットな質感を与えてロングキープします。アウトバスオイルとして使用する場合は、タオルドライ後、適量を手のひらでよくのばして毛先中心になじませ、乾かして仕上げます。
天然由来成分100%だから、お肌の保湿オイルとしても使用できます。
マンダリンオレンジ&ベルガモットの爽やかな柑橘系の香りです。
当時の『濡髪』『切りっぱなし』などといったトレンドとマッチしたスタイリング系オイルとしてヒットしました。また多くの美容師の支持を得たこともあり爆発的な人気に。
このオイルの香りが『柑橘系』でした。
つまり、エヌドット自らが生み出したトレンドです。
今回発売された「N.ポリッシュオイル」は3作目ですが、その1作目となる初代「N.ポリッシュオイル」が柑橘系の香りの火付け役となりました。これは美容業界のだれもが認めることだと思います。
甘い香りがトレンドの時代
さらに遡ること、2000年代後半には「ロレッタオイル」や「モロッカンオイル」が人気のヘアオイルでした。
共通していたのは「甘い香り」
特にモロッカンオイルの「バニラムスク」の香りは海外製品ならではの香調で新鮮でした。
世界がアルガンオイルに注目するきっかけとなった、オイルベースのヘアケアのパイオニア。
他がまねできないヘアケアのベースであり、髪のコンディショニングにも、スタイリングにも、フィニッシングにもお使いいただけます。アルガンオイル(保湿成分)や各種ビタミン(美容成分)を豊富に含んで、髪の指通りがよくなり、素早く乾くようになり、ツヤ感が増して髪が大きく変身します。
また、ロレッタオイルはそのデザイン性の高さから火が付き人気を博したヘアオイルといえます。そのロレッタオイルの香調がローズ系でした。
ロレッタオイルはかなりヒットした商品で「ローズ系」の香調のヘアオイルは当時間違いなくトレンドを生み出しました。
1周回って2023年にローズの香りで
ヘタをすると微妙に“古い”と捉えられる可能性もある「ローズ系」の香りでエヌドットブランドの代表作でもあるポリッシュオイルの新作を発表してきたことに、多くの美容関係者は意表を突かれたのではないでしょうか?
昨今のトレンドに迎合していないのは好感が持てる
もし仮に今回のエヌドットオイルの香りが金木犀やホワイトムスクなどであったなら、それはそれでヒットしたと思います・・が。
しかし意外なローズ系の香調で新作を発表してきた背景に新たなトレンドを作り出そうとする姿勢が垣間見え、改めてエヌドットブランドが時代を作り牽引してきたことを思い出しました。
ということで筆者は勝手に以下の様な結論に達しました。
エヌドットこそがトレンドを生み出し牽引していく役割を担うブランド
それを美容業界に再認識させるため
意外なローズの正体
まずハッキリと言えるのは、よくある甘い香りがするローズではないということです。
澄んだウッディ調のなかに
ほのかに匂い立つローズの心惹きつける洗練された香り
https://ndot.jp/styling/n-polish-oil-balm-urseries
上記は、今回の新商品の香りを象徴する文言としてパンフレット等にも記載されています。
香りの特徴についてもう少しわかりやすく説明していきます
下図はトップノートからラストノートにかけての香りの変化です。
深みとさわやかさの競演
アーバンローズの香り
シダーウッドやパチョリなど木々の清々しい香りをメインにローズやゼラニウム、カモミールの上品な香りがふんわりと広がるウッディフローラル調の香り。
その正体は「アーバンローズ」
今回のエヌドットポリッシュオイルの香りは「アーバンローズ」
シダーウッドやパチョリなど木々の清々しい香りがメインになっており、そこにローズがふわっと香るイメージです
香りを文章で伝えるのは非常に難しいので理解しにくいかと思いますが、甘いローズの香りではなく、澄んだウッディ調のなかに大人っぽいシックなローズが融合している感じです。
アーバンローズの香りがするその他の有名商品
アーバンローズの香りで有名な商品が、韓国発のヘアケアブランド『 JUL7ME(ジュライミー) 』です。
’’髪の香水’’と呼ばれ、SNSでも大きな話題となっています。
JUL7ME(ジュライミー) のオレンジが“アーバンローズ”の香りで、シャネルのココマドモアゼルに似ていると言われています。
アーバンローズの香りは今年注目です
全3種になったN.ポリッシュオイル
これまで『 N. ポリッシュオイル 』と言えば、1種類しかありませんでした。
しかし、2021年9月に第2弾となる“ SC(セージ&クローヴ)”が発売。そして2023年3月に今回ご紹介している“ UR(アーバンローズ)”が発売開始します。
今回の新商品が発売されることでバリエーションが3種に増えます。
3種は以下のとおりです。
みずみずしい柑橘系の香り
<マンダリンオレンジ&ベルガモット>
元祖エヌドットのポリッシュオイル。ここから伝説は始まったと言っても過言ではない大ヒット商品。多くのフォロワーを生み出し、業界に衝撃を与えた。
清々しいウッディ調の香り
<セージ&クローヴ>
第2弾となった商品。ポリッシュオイルに香りのバリエーションが生まれたきっかけとなった商品。海外のホテルに置いてあるアメニティを彷彿させるセージ&クローヴの香り。
凛としたウッディフローラル調の香り
<アーバンローズ>
良い意味で期待を裏切ってきた第3弾。2023年のトレンドを作りだし牽引していく、澄んだウッディ調とほのかなローズが融合した洗練された大人の香り。
気分に合わせて選べる3種の香り。季節や天候に合わせて選ぶのも良いかもしれません。
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